革新をもたらすJINS。何故、革新的なのか?

日経トレンディヒット商品でベスト6位となったブルーライトをカットするJINS SCREEN(旧JINS SPC)や人工知能(AI)が眼鏡の似合い度をレコメンドしてくれる、業界初のサービス JINS BRAINなど、競合他社に先駆けて、JINS社は様々な商品・サービスを提供をしてます。

最近では、お坊さんによるマインドフルネス研修を行う、株式会社インナーコーリングと、ヒトの集中度を測れるJINS MEMEにより、働き方改革にも注力をしており、時代を先どる施策だけではなく、多種多様な取り組みを実施しています。今回はこの革新的な取り組みをしているJINS社の取り組みについて紹介をします。

 

現在のメガネ市場

国内アイウェア小売市場は下記のように、近年横ばいの推移となっており、各社苦戦をしているのが現状です。

*矢野総合研究所 国内アイウエア小売市場に関する調査2017より抜粋

 

JINSの売上高・店舗数

アイウェア市場は横ばいと苦戦をしている中、JINSは下記のように売上高・店舗数を伸ばしています。

*JINS会社概要より抜粋

今回は、アイウェア市場が横ばいの中で、JINSが成長し続ける理由、革新的なサービスを作り続ける事ができる理由をまとめます。

 

成長し続ける秘密には、一貫した企業理念

代表取締役社長の田中仁さんは、「Magnify Life(マグニファイ・ライフ)」という言葉をビジョンとしています。

このMagnify Lifeが原点となり、ヒット商品が生まれ、成長し続けています。それでは、Magnify Lifeに紐付いたヒット商品の開発の背景をご紹介します。

 

ヒット商品開発の背景

これまでのヒット商品の開発のキッカケをご紹介します。

JINS SCREEN(旧JINS PC)
2007年、田中仁社長がパソコンを使うと目の奥が痛むことを、眼科に相談しました。その結果ブルーライトが原因と知った事により、「ブルーライトを抑えるメガネにより、大きな社会貢献をしたい」と考えた事がキッカケで生まれました。
JINS MEME
開発チームが、「認知症患者と非認知症患者では、眼の動きのスピードと体の重心バランスが違う」という東北大学の川島隆太教授の発表を知ったことが始まりで、「メガネにより、目の動き・体のバランスを計測出来れば、認知症予防に繋がり、社会に貢献出来る」と考えた事がキッカケで生まれました。これらのように、社会貢献をキッカケとし、商品開発行っています。
また、グロービスでは「成長する企業の定義」として、「経営理念と戦略レベルがイコールである事」が重要である考えています。
経営理念と戦略レベル~『グロービスMBAマネジメント・ブック』 | GLOBIS 知見録 - 読む

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Magnify Lifeという経営理念に基づいて、社会貢献を起点に戦略を考えるからこそ、成長している事が読み取れます。

 

企業理念を体現するための、技術はドコから?

JINS BRAINでは「AI」、JINS MEMEでは「IoT」、と最先端技術が関わっています。しかし、JINSは上記の技術が豊富だったわけではありません。その中でも商品開発を行えたのは、「オープンイノベーション」があるからです。

JINE MEMEでは、リリース前に、開発段階であることを発表しています。それは、自社製品にかける想いを公表する事で、様々な企業を巻き込み、開発を加速する為と開発チームは発表をしています。結果、ビジョンに賛同したメーカーから、技術供与の申し出があり、開発に至りました。「社会貢献ができ、お客様に価値ある商品を提供する」という、経営理念、戦略、社員の想いが一致している。だからこそ、「仲間」が集まり、協力しあい、新たなサービスを生み出し、JINSは成長し続けていると考えます。

 

JINSで働くには?

現在JINSでは新卒採用・中途採用共に、募集を行っております。

調べてみると、ショップスタッフの場合、他社では正社員雇用迄に1年間の期間がありますが、JINSですと、3ヶ月に1回正社員への登用試験があるそうです。そして、現場経験を通じて、本社部門へのジョブローテーションが可能との事です。

 

最後に

社会貢献に魅力を感じて、転職活動をする方も多いかと想います。しかし、「社会貢献をしたいからA社」では不十分です。「社会貢献をしたいのは、何故か?」と自分自身に問いかける事が、重要です。そして、面接の場で、自身の過去の体験を元に、面接官が理解出来るように、伝える事が重要かと思います。