パティシエの仕事とは?

小学生の将来就きたい仕事ランキングというものがあることをご存知ですか。1990年代は野球選手や医者などが人気でした。このランキングは時代による影響が大きく、2000年以降変化が起きています。Jリーグやワールドカップの出場の影響と思われますが、サッカー選手が野球選手よりも上位にランキングされたり、YouTuberというYoutubeに動画をアップして、広告報酬で生活をするスタイルなどの仕事が上位にランクインする時代になりました。ランキングなので、時代のよりまた、変動があるかもしれませんが、今の時代のトレンドを抑えている傾向もあり、今後の仕事探しなどを進める上で非常に参考になりそうな情報です。

今回注目をするのが、この小学生の将来就きたい仕事ランキングで毎年安定して、上位に食い込んでくる職種として「パティシエ」という仕事があり、この仕事の魅力について紹介をします。小学生女の子でランキングしており、お菓子などを小さい頃から食べている影響でしょうか、馴染みのある職種と推測されます。どのようにしてパティシエになり、どのくらいの収入があるのかなどリアルな部分を含めてご案内します。

 

どんな人が向いているのか

意外かもしれませんが、体力勝負なこともあり、根性が求められます。事実、ケーキ作りの現場は体力的にハードな職場です。30キロもある小麦粉の袋を担いだり、大きなボウルを片手でもったり、体力が求められる部分があります

また、理論的な思考も求められます。素材同士の微妙な配合や入れるタイミングによって、できあがりが大きく変わってきます。粉、卵、バター、砂糖といった少ない素材の科学的性質や配合の関係を理論的に理解して、それを応用していく理数系思考回路も必要とされます。

 

パティシエになるには

ケーキ屋・ホテルなどに就職する、もしくは、調理師専門学校や製菓専門学校などで一通りの基礎的技術を学ぶ事がまず第一歩となります。

ステップアップの道すじ

パティシエの場合は、店の形態や人数の大小はあるものの、作業によっていくつかのパートに分けられているのが普通です。例えば各種のパイ生地や発酵生地を作る人、それを焼く人、仕上げをする人など、作業の流れに従ってそれぞれの仕事が独立したポジションにあります。大手メーカーの場合はパティシエ部門の他にチョコレート、アイスクリームなどの部門を設けている場合があります。

 

必要な資格
  • 製菓衛生士

複雑なお菓子作りの技術と食品添加物など衛生面の管理のノウハウを持つ証明です。製菓衛生士は製菓衛生士法に基づいて、各都道府県が国家試験を行い、おいしく、しかも安全なお菓子を作るための知識や技術を備えていると認められた者に与えられる資格です。

 

  • 食品衛生責任者

食中毒を防ぐため、食品の安全を確保するための食品関係事業者には不可欠の資格です。各都道府県の衛生局等あるいは保健所が主催となる講習会を受講すれば取得できます。

 

パティシエの年収

アクポンやリクナビやマイナビなどの人材メディアを見ていると、新卒パティシエの初任給は15~18万円となるところが多いようです。店舗の規模や営業形態によっても異なりますが、年収としては200万円台前半あたりになるのではないでしょうか。

 

最後に

いかがでしょうか。パティシエは華やかなイメージが先行していると思いますが、実際は泥臭い部分や大変な内容も多く、もしかしたら人によっては合わないかもしれません。もっとも、お菓子作りが好きな人は最初から適性は大いにあると思います。今後のキャリアの参考になれば嬉しいです。