8月はサマーインターンの時期ですね。2018年の就職活動に向けて今から活動をしている方も多いと思います。サマーインターンをする企業は日本の大手企業からベンチャー企業まで多数あり、自身のスキルを試すいい機会と思います。さて、サマーインターンを経験している意識の高い学生の方で、外資企業やベンチャー企業に勤めたいと考えている方はいらっしゃいますか?英語を使う企業に勤めるときに気になるのが英語力です。帰国子女の方は気にしないと思いますが、そうでない方は気になると思います。
今回は、外資企業や英語を使う企業に転職や採用を考えている方に、どんな英語力があればいいのかや、TOEICで何点取れば合格なのか、企業軸からの目線で実際の社会人の経験値などを踏まえて、必要レベルについて紹介をします。
TOEICとは
TOEICは国際コミュニケーション英語能力テスト(英語: Test of English for International Communication)のことで、英語を母語としない者を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定するための試験です。TOEICプログラム全体としては、2012年度には世界150ヶ国で実施され、約700万人が受験しています。日本では、2013年度の「TOEICテスト」受験者数は約236万1000人となっています。TOEICテストの「公開テスト」は日本では年10回実施されている。
TOEICテストは、聞き取り (Listening) が100問と読解 (Reading) が100問の計200問の構成となっており、設問は、身近な事柄からビジネスに関連する事柄まで、幅広くコミュニケーションを行う能力を測る目的で作られています。
TOEICの基準になる点数は
TOEICの運営団体であるETSが上場企業を対象に行った調査によると、約7割の企業が採用時にTOEICの点数を参考にしているようです。また、入社時に期待するスコア(平均)として2011年時点で550点、2013年時点で565点という結果がでていることから、今後就職活動を行う人はTOEIC600点を目安にスコアを意識して行くべきではないでしょうか。
企業で英語を使うケースは
企業に勤めて英語を使うケースはたくさんありますが、TOEICが生きるケースと生きないケースがあります。生きるケースとして多いのが、メールや資料作成などの仕事が多い人です。主にバックエンドの職種では活躍出来るケースがあります。船舶系の企業で、取引帳簿などの整理をする方はいいと思います。TOEICが生きないケースが、海外勤務の方です。海外勤務の方は英語を話すケースが多く、テストで点数が取れても、実際の会話で使えないとあまり生きないです。
TOEICが生きない職種例
- 営業
- 海外勤務
- 現地法人責任者
最後に
いかがでしょうか。英語力といえばTOEICと考えがちですが、実際はあくまでテストであり、実際の現場でどのように使いこなせるかがポイントになるのがわかると思います。もちろん、基本的な文法力などは必要でありますが、英語はコミュニケーションのツールであり、きちんと意思の疎通ができることが重要です。英語を勉強することよりも、相手のビジネスモデルを研究することや、取引先やお客様が求めている情報を的確に伝えられるスキルの方が重要になります。これを気に、英語を使う仕事を探すときは企業研究から始めてみて、自身の会う会社を見つけてみませんか。