「用地仕入れ」という仕事とは

ネットで高収入と検索をしたことはありませんか。検索をしているとたまに目にする仕事内容として、「用地仕入れ職」という職種があります。このキーワードをご存知の方は多いと思いますが、実際どんなお仕事か、イメージが持てない方もいるかと思います。今回は、「用地仕入れ」についてどのような仕事内容なのかを紹介します。

用地仕入れとは?

用地仕入とは、物件(土地や建物)の仕入のことをいいます。要は、不動産を持たなくても、不動産を転売できる様にする為に不動産を仕入れてくる仕事になります。仕入の対象となる物件は、業者によって異なります。マンション業者であれば、マンション用地ですし、中古住宅の買い取り業者であれば、中古住宅を仕入れます。これは、企業の形態により異なりますが、マンションや中古物件など単価が高い商材が多いのが特徴です。

 

用地仕入れって仕事背景とは

マンションデベロッパーや建売業者が利益を生み出すためには、まず用地仕入れが必要になり、もっとも重要なポイントになります。何故なら、「人が住みやすくなるような良い場所」にマンションを立てないと、人が入居しにくいからです。その為には、「人が住みやすくなるような良い場所」にある土地・中古マンションなどを探す必要があります。ここでポイントになるのが、「この土地がいい場所にあるのか否か?」この判断を誤ると大きな損失になります。このことから、用地の獲得には、情報収集や法律的な条件などもよく十分に検討したうえで進めることになります。

しかし、当然ながら、良い土地はどの不動産業者も仕入れたいです。だからこそ、用地仕入れの仕事では「良い土地の情報が出た際に、それを探し出せる人脈があるのか?業者と仲が良い関係性にあるのか?」が大切になります。

 

情報を手に入れた後は?

まず初めにすることとして、現地調査の実施があります。そして、土地の正確な寸法、駅からの距離、土壌の状態、周辺の道路状況、騒音、日当たりなど、さまざまな項目をチェックします。また、その情報を元に、区画割であったり、マンションのデザインを考えて、家をたてる準備を行います。この様な作業を通して、情報取得後の動きをします。

 

給料は?

首都圏の不動産会社を調べると以下の情報が出てきます。参考までにいくつかのケースを記載してみました。

 

  • 年収550万(1年目)月給30万+報奨金年間90万+賞与100万
  • 年収850万(2年目)月給40万+報奨金年間170万+賞与200万
  • 年収1020万(3年目)月給40万+報奨金年間280万+賞与260万

日本人の平均年収が420万円であることを加味すると、一般的な企業より給料は高い方ではないでしょうか。特に、魅力的な内容として賞与や業績連動の項目があります。もちろん、実力があるからこそ手に入るものですので、簡単に手に入るわけではないので日々の努力が大切です。