未経験からエンジニアになるための方法について紹介します。
近年IT業界の目覚ましい発展に伴い、ITエンジニアの需要が高まっています。それに伴い、人生のキャリアでエンジニアを志している方も多くいるかと思います。未経験（異業種）からエンジニアになるのはハードルは実際高いですが、切り口を変えてみると入りやすい職種があります。その一つとして、テストエンジニアがあり、比較的未経験から転職がしやすい職種と言われています。今回は、このテストエンジニアについて紹介をします。
テストエンジニアの仕事内容
テストエンジニアとは、システム開発における様々なテストを行うことで不具合を発見するエンジニアです。そして、製品の品質を守る重要な役割を担っている重要な仕事です。テストと聞くと開発をすると思われがちですが、開発をしたものをきちんとテストまたは検証をすることで動くか確認をするのがテストエンジニアの仕事です。
テストエンジニアは、実は品質保証部、テスト専門会社・Webアプリ会社によって名称やタイプが違ったりします。サービスの構成や開発チームなどでも異なりますが、共通点として、製品発売などを行う前に、エラーやバグがないかの分析や解析、設計という一連のテスト業務に関わります。
このテスト業務は、海外ではテクニシャンという職域となりエンジニアではないのですが、日本ではテストエンジニアと言い、システムエンジニアの職域になります。現在、IT業界の成長が進む中で、テストエンジニアの需要も高まっています。
日本においては、テストエンジニアという職業の認知は始まって間もない状態ですが、我々を取り囲むあらゆる製品が問題なく動いているのは、テストエンジニアがいるからであり、サービスを作る上で大切な仕事内容です。
求めているスキルは？
多くの場合、知識としてスキル言語を必要としないものもあります。テスト業務で非常に重要である「報告、連絡、相談」をしっかり行えることや、報告書などをまとめるためにExcel、Wordといった基本操作が出来ることが求められます。作ったものが正しく動くか検証をすることや、イレギュラーな挙動をしても正常に動くなどを検証する力が求められます。
高いモチベーションや人との関わり合いなどコミュニケーション能力に長けているなどのスキルを持っていると、未経験でも高く評価される可能性があります。特に、欲しいスキルとして、依頼をした内容を全てきちんとこなしてくれる力と、ユーザーの挙動を考えて、どの様に遷移をするか想定し、開発者で検証しきれない領域のカバーをしてくれると助かります。
さて、ここまでは必要なスキルや仕事内容になります。実際に採用をされるためにはどの様な点やスキルを身につければいいでしょうか。いかに参考になる内容を記載しました。
志望理由を明確にする
なぜ今の仕事を辞めてプログラマーになろうとしているのかを、きちんと採用側に伝える力が必要になります。志望動機がしっかりとしたものであれば、仕事に対して真面目に取り組んでくれそうだという判断材料になりますが、中途半端な理由では、プログラミング技術を身につけることができず、仕事ができないのではと考えてしまいます。まずは、エンジニアになりたい背景や考えをきちんと整理しましょう。
プログラマーの適正とは？
好きこそ物の上手なれと言いますが、プログラミングが好きか、関心があるかどうかが重要な項目になります。事実、プログラミングが好きな人は、自ら進んで新しい情報を取り入れたり、積極的に勉強するようになります。正直、自発的に動かないといけない世界ですし、成長がすごいので、日々新しい情報をきちんとキャッチアップ出来るかが重要になります。
採用担当者側の目線に立ってみれば当たり前ですが、未経験プログラマーを採用する際に一番気がかりなのが、プログラマーとして今後継続して努力が続けられるか否かです。浅い決意ですと覚えなければならない専門的な知識や求められる技術も高さから、途中で挫折をしてしまう人も多いのです。実際に成果物を作り、ご自身が現在どれだけの時間を投下し続けているのかも採用担当に取っては大きな判断材料となります。
未経験OKの求人
初めてエンジニアを探す方は特に、エージェントに相談する事をお勧めします。エージェントとは、エンジニアとして働きたい方に対して、採用したい企業の間に立ちより良いマッチングのお手伝いをする役割を担っています。この役割によって、多くの案件から自分に合った案件を客観的に分析し、紹介してくれつつ、より良い条件での就労のための交渉をしてくれます。
エージェントを活用すると、仕事探しにかける時間がかからず、自分にあった仕事を紹介してくださるケースが多くなります。また、どの企業が自身にマッチしているのか、現在必要なスキルはどのくらいあるのかなどがわかります。
未経験OKの求人はネットやHPにあまりなく、エージェントの求人であるケースも多いです。事実、企業は未経験OKをHPで掲載すると多種多様な人からの応募がくるので警戒します。
最後に
いかがでしたか。簡易的ではありますが、エンジニアになるための最初のステップとしてテストエンジニアがあります。また、エンジニアになるためにはいくつか適正があり、きちんと適正がある方がエンジニア職を応募することでより採用の可能性が上がります。