広告代理店という仕事を聞いたことはありませんでしょうか。有名な企業として電通や博報堂という会社があります。テレビや新聞、雑誌などの広告枠の販売や直近で待っているオリンピックのスポンサー獲得やイベント開催などを行う仕事です。非常に華やかな世界で、話題性もあり、年収も高いことで話題もあるのですが、その一方長時間労働などで問題があったり、残業代がつけられないなどの過労が多い世界です。今回は、この広告代理店の世界についてどんな会社があるのか、どんな仕事なのか、現状について紹介をします。
広告代理店とは
メディアの広告枠を広告主(クライアント、顧客)に売り、手数料(コミッション)を得る企業を示します。昔は純粋にこの仕事を行っていたが、時代とともにその役割は広がっており、メディアをまたがるメディア・ミックス、マス・メディア以外も統一してキャンペーンを組み立てる統合的マーケティング・コミュニケーション(Integrated Marketing Communications)、インターネット登場後の相乗効果の追求(クロスメディア)や、その枠に載せる広告を効果的・効率的に制作指示するのも広告代理店の業務となっています。
日本の広告代理店企業とは
広告代理店は広告枠を販売している企業です。そのため、媒体(テレビや新聞、ネットなどのメディア)がある企業であれば、ほどんどの企業では存在しています。また、職種として大きく、2つあり、営業職と媒体の買い付け担当があります。まずは実際の企業を見て見ましょう。
企業例
まずは実際の企業をいかに記載しました。
- 総合広告代理店
電通、博報堂、アサツー ディ・ケイ、大広、読売広告社、朝日広告社、WPPグループ(ロンドン/第1位)、オムニコムグループ(ニューヨーク/第2位)、ピュブリシス(パリ/第3位)
- 専門広告代理店
オプト、サイバーエージェント、セプテーニ、DAC、リクルート、マイナビなど
上記のように専門性があるところと総合的に対応する会社と複数の形態があります。専門的な領域で勝負をしたい方や、総合的な提案力で勝負をしたい方に分かれると思いますが、いずれの企業にも魅力がありますので、年収とかだけで判断をしないで自分が興味がある会社を選択して見てはいかがでしょうか。
仕事例
次に仕事内容を見て見ましょう。
- 営業
営業はお客様に訪問をして、様々なメディアの魅力を伝える営業を行うことで、気に入った広告枠を購入頂いたり、スポンサーになってもらう仕事です。新規営業と既存営業の2つがあります。いずれも、難易度の高い仕事です。尚、難しい反面広告代理店の営業は非常に粗利が高く生産性の高い仕事であるので高給取りが多いのは事実です。
- メディア
主に、広告枠を仕入れる仕事です。メディア側から接待をされたり、特別価格にしてもらうためにネゴシエーションをすることが多い仕事です。価格交渉が多い仕事なだけに、安直な会話をすると非常に揉めるケースがありますので、接待されると言って楽な仕事ではありません。自身の言葉一つで問題になるケースもあるからです。
最後に
いかがでしょうか。広告代理店の世界は華やかな部分もありますが、実際は厳しい世界でもあります。年収が少なく、営業で勝負をしたいと思い入ってくる方も多いのが現状ですが、簡単に活躍できる世界でもありません。しかしながら、非常に魅力的な世界でもあります。これを機会に検討をして見てはいかがでしょうか。