お盆の時期に旅行に行ったことはありませんか。毎年この時期に旅行でホテルに泊まる方も多いと思います。実査、近年は非常にホテル業界は業績が好調で、大阪の一部ではホテルの稼働率が好調で、業界として値上げをするなど強気で業績が好調の業界です。今後の景気が読めず、どの企業に勤めるかやなんでいる方も多いと思いますが、このホテル業界は非常に好調で業績も右肩上がりです。しかし、「就職をするのに良いホテルをどう見分ければいいのか?」と不安に思われている方もいると思います。今回は、そのホテル業界でどの様なことを調べればいいのかや、業績が好調なホテルの実情について紹介をします。
ホテル業界のKPIとは
他業界と異なり、ホテルの経営状況を示す専門的言葉があるので、まずはこのキーになる言葉について解説します。一般的にホテルの売上高・収益状況を示す指標として以下があります。
1、RevPAR
一日あたり販売可能客室数あたり客室売上です。販売可能客室1室あたりの売上を表します。
2、OCC(客室稼働率)
客室の使用状態を表す指標です。実際に販売した客室数を販売可能客室数で除して算出します。例えば、100室あるホテルで75室の利用があれば、OCC(客室稼働率)は75%となります。
稼働率の現状
ホテル業界でキーになるのが稼働率です。業績は稼働率で決まると行っても過言ではありません。国土交通省の資料によると以下の数値となっています。
- 大阪市:90%前後
- 東京都 :85%前後
- ニューヨーク:80%前後
- パリ:75%前後
大阪=安いではなく、大阪が稼働率が高く、東京の企業に安直に勤めるのではなく、大阪の方が給与がいいケースもあります。
3、ADR(平均客室単価)
客室1室あたりの販売単価であり、客室売上を販売客室数で除した値です。例えば、全客室の売上が150万円で利用された客室数が75室であれば、ADR(平均客室単価)は2万円となります。
これらの数値を元にして計算を行っており、例えば、OCC(客室稼働率)が75%でADR(平均客室単価)が2万円であれば、RevPARは1万5千円となります。以上の3つの指標は、上場企業であれば公表されているケースが多いです。ぜひ参考にしてみてください。
最後に
いかがでしょうか。ホテル業界には不思議な言葉が多くありますね。また、今後企業を調べるときに重要な、時価総額というものがあります。こちらは非常に重要な指標になりますので参考にしてください。特に今回は外資・国内のホテルの時価総額ランキングにしました。「信頼性のある会社に行きたい!」という方は参考にしてみてください。
主なホテルブランド別・時価総額ランキング
- ザ・リッツ・カールトン 3兆0569億円
- コンラッド 2兆5,033億円
- ソフィテル 1兆1,043億円
- 東急ホテルズ 9,935億円
- インターコンチネンタル 8,107億円
- ハイアットホテルズ 7,395億円
- プリンスホテル 6,760億円
- 相鉄フレッサイン 2,395億円
- 帝国ホテル 1,229億円
- ドーミーイン 1,209億円
*みずほ銀行産業調査部:参考