映画宣伝の仕事につくには

映画の公開に合わせてテレビなどの宣伝やイベントに参加するなどの仕事をするのが映画宣伝です。今回はその映画宣伝の仕事の実情について紹介をします。

 

仕事内容とは

映画宣伝とは、新しい映画が公開される前に、イベントやメディア露出などさまざまなプロモーション活動を通じて、映画の魅力を広く世に知らせる仕事です。プロモーション活動の種類として「パブリシティ」「タイアップ」「メディアバイイング」「クリエイティブ」などがあり、いずれの場合でも人々に「観てみたい!」と思わせ、観客動員数を増やすことが最大の目的です。企画力のほか、チームで活動することが多いため、協調性も求められます。

 

仕事につくには

映画宣伝の仕事に就く代表的な方法は、映画配給会社に就職することです。大学卒業後、新卒で入社する人が多いですが、会社によっては大卒でなくてもアルバイトや派遣社員として採用するケースもあります。必ずしも映画宣伝部に配属されるとは限りませんが、熱意があれば、いずれチャンスはやってくるでしょう。その他、映画を専門的に扱う広告代理店やデザイン会社等に入社し、地道に業界の人脈を作っていく方法も考えられます。

 

給料は

映画配給会社に正社員として就職した場合の平均年収は400万円~600万円程度で、一般的な会社員とあまり違いはありません。中小の映画会社に比べると、大手のほうが給料は良い傾向にあり、ボーナスや各種手当なども支給されることが多いようです。契約社員は正社員より収入が低いことが普通で、アルバイトの給料は時給制となりますが、努力や適性が認められると正社員にステップアップできる可能性もあります。

 

将来性は

インターネットが普及したことにより、雑誌や新聞のみならず、PCやモバイルで映画情報を入手する人の数が 急増しています。時代によってメディアが変わりゆく中、映画宣伝の仕事でも、常に人々のニーズやライフスタイル、業界の潮流に合わせた手法をとる必要があります。映画宣伝は映画産業が衰退しない限り必要とされる仕事で、将来性もあると言えるでしょう。また、影響力の大きな宣伝を行うことが、映画業界を盛り上げることにも繋がるといえます。