東京大学の就職先について紹介します。
日本を代表する大学として東京大学がある、その東京大学の学生はその後どんな就職先を選んでいるのであろうか。今後の学生や社会人の方も参考になる一つの目安になると思います。今回は東京大学の就職先の状況と最近の傾向について紹介します。
まずは以下内容を見てみて下さい。
■東京大学Webページより引用
これまでの修了生約 200 名のうち博士課程への進学者が 7 名、それ以外の方は就職しています。 就職先としては金融、コンサルティング、メーカーに就職する人が多く、この 3 業種に就職した人は 67% です。
その他としては、商社や特殊法人、IT、広告、官庁などの業種に就職しています。 主な就職先としては以下の通りです。
・金融関係: ゴールドマン・サックス証券株式会社、JPモルガン証券株式会社、メリルリンチ日本証券、大和証券キャ ピタル・マーケッツ株式会社、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社日本政策投資銀行 ・コンサルティング関係: A.T.カーニー株式会社、株式会社野村総合研究所、ボストン・コンサルティンググループ、マッキンゼー・ アンド・カンパニー・インク・ジャパン ・製造業: サントリーホールディングス株式会社、ソニー株式会社、株式会社東芝、日立製作所、日産自動車株式 会社、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社 ・IT 日本アイ・ビー・エム株式会社、楽天株式会社、グーグル ・その他: 三菱商事株式会社、三井物産株式会社、電通(広告)、経済産業省(官公庁)
また、以下リンクも参考にしてほしい東京大学の卒業後の状況を東京大学ののHPで記載がされている。実際どのような企業に行っているかは意外と公表されており、見てわかる。
最後に
最後にこういった「就職ランキング」を見る際に、注意してほしいことがある。それは新卒メディアは、「企業の悪いこと」を書けないのである。理由は、要は「お金」の問題であり、新卒メディアの会社は企業側からお金をもらっているため、企業の悪いことは普通書けないのだ。書いたら、営業担当を通じて非常に深いな思いになるので出来ない。
もっと本質的な問題として、「採用マーケットには、データとジャーナリズムがないこと」ではないでしょうか。現在の新卒採用マーケットは、数字でロジカルに採用が語られることは極めて少なく、「なんとなく」で語られることがほとんどだ。結果的にこのマーケットには「嘘の情報」が溢れている状況です。
資本市場がワークする前提に「監査法人」があるのと同様に、新卒マーケットにも公平性を担保するシステムが必要なのだ。今のシステムは、仮に、企業が採用活動において、不祥事を行ったとしてもそれを報じ、監視するシステムがないのです。
結果的に、市場は「不正をしてでも、強いものが勝ち続ける状態」になる。そして最後に損を被るのは、「求職者」であり、儲かるのは「人材会社」という事になりがちです。
ワンキャリアはデータやファクトに基づく、意見を今後も発していく。なぜなら、それが日本の採用マーケットにおける「健全な発展」につながると信じているからだ。
最後となるが、個人的には、外資系コンサルティングファームと総合商社の今の異常なまでの人気は危険信号だ。別記事でも書いた通り、「今流行っている企業」はすでにバブルに近い可能性があり、本当に面白い仕事がすでにない可能性もあります。