JR東海の凄さとは

2017年7月9日JR東海は約3兆円の借り入れを発表しました。すでに噂になっている、JR東海の目玉である、リニア中央新幹線の開通を加速させるためと考えられます。

今回は、自社で約3兆円も借り入れが出来る企業のJR東海の業績や状況について紹介をします。

 

JR東海とは?

JR東海とは略語で、正式名称は東海旅客鉄道株式会社といい、1987年(昭和62年)に日本国有鉄道(国鉄)新幹線総局・静岡局・名古屋局から鉄道事業を引き継いだ旅客鉄道会社の一つです。東海道新幹線を軸として東海地方の大部分および南関東地方、甲信地方、近畿地方と富山県のそれぞれ一部に路線を保有しています。

本社は愛知県名古屋市と東京都港区にあります。東証・名証一部上場企業。日経225(日経平均株価)およびTOPIX Core30の構成銘柄の一社です。

 

JR東海の求人

毎年、新卒採用をしている企業です。また、中途採用も積極的に取り入れている企業です。中途採用としての職種は多岐にわたっており、車掌、運転士、整備士、電気(通信系統)などがありHPで積極的に採用を取り入れている。また、これらの職種は大学卒だけでなく、短期大学や高等専門学校、高校生なども採用もしており、間口が広がっているのが特徴である。

 

JR東海の業績

業績は日本でも指折り売上や利益を出している企業です。以下に2017年3月決算の情報をまとめました。正直、単独で年間約4,000億円の利益を出している企業は日本でも少なく、いかに世の中に影響を与えている企業である事がわかります。

売上高 連結 1兆7,569億円 単独 1兆3,807億円
営業利益 連結 6195億円 単独 5958億円
純利益 連結 3,929億円 単独 3,818億円
純資産 連結 2兆7,267億円 単独 2兆5,828億円
総資産 連結 7兆526億円 単独 6兆8,143億円

 

また、社員数も多く、数万人を雇う事ができる体力のある企業です。以下に2017年3月段階での社員数を有価証券報告書に記載があった内容を記載しました。
従業員数 連結 28,885名単独 18,164名

 

さらに面白い情報として、主要株主の中でも最上位の株主が株式会社みずほ銀行で保有率は4.75%を占めています。国営企業だったので国が保有をしているイメージがあるかもしれませんが、株主の上位が金融機関となっており、特殊な株主構成になっているという事がわかります。

 

JR東海の今後の展開

大きく話題になっているJR東海の今後の展開として以下2つがあります。

リニア中央新幹線

2007年12月25日に首都圏 – 中京圏間のリニアモーターカー式の中央新幹線を全額自己負担で建設することを発表しました。路線距離は約290km、総事業費は約5.1兆円と壮大な計画が生まれました。東京、大阪間をわずか67分で到着できる仕組みが生まれる事でビジネスや旅行などに大きな影響が生まれると想定される。これにより一時期、株価が大幅上昇をした。

海外展開

日本の新幹線は事故を出した事がなく、これは世界でも稀なすごい技術である。東日本大震災でも、地震を感知して事前に急停止をした事から新幹線の脱線事故などはなかった。この技術やオペレーションのナレッジをうまく使い、現在海外に新幹線や鉄道の販売をしている。昨今中国の新幹線で事故が起きるなどの問題がある事からも追い風が吹いており、海外事業をしたい人にも可能性がありそうだ。

 

最後に

いかがでしたか。普段新幹線などを利用している人は便利だなとか、これから新しい乗り物がどんなのが出来るのかと考えていると思いますが、実際はJR東海は相当優良企業で就職先としては魅力的な企業と思います。入社難易度は高いと思いますが、これを機会に面接などの検討をして見て下さい。